運動選手がステロイドピルでドーピングで解任?

低用量ピルは、毎日服用することで、妊娠を防ぐことができ、服用をやめれば妊娠準備に入ることができるため、現代社会の女性のライフスタイルにあった避妊方法といえます。
現在日本では、数種類の低用量ピルが婦人科などの医療機関で処方してもらうことが可能です。ただ欧米に比べ日本では、避妊薬として使用するよりも、子宮内膜症や月経前症候群、月経困難症の治療薬として使われることが多いのが現状です。

ただ注意しないといけないことは、組み合わせる相手の作用に影響が出るおそれがある飲み合わせがあります。
特に副腎皮質ホルモンいわゆるステロイドタイプの炎症を抑える薬などは、低用量ピルと飲み合わせるとステロイドの代謝を抑え、ステロイドの作用が強まる可能性があるので注意が必要です。
また鬱の治療に使われる三環系抗うつ剤は、三環系抗うつ剤の作用が強まる可能性があるため、うつの治療薬を三環系抗うつ剤以外のものに変える必要があります。
そのほかにも、パーキンソン病の治療薬であるセレギリン塩酸塩も代謝を抑えるため、作用が強くなる可能性があります。
これ以外にも飲み合わせには注意が必要な薬があるので、服用する際には医師に相談することをおすすめします。

ステロイドとは、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われているものです。ただ効果が大きい反面、副作用がおこるデメリットもあります。ステロイドは、コレステロールに似た脂質で、短期的な使用の場合には、体外に排出する機能が働きますが、長期的に使用すると血流障害の原因ともなります。そのため大腿骨頭壊死などの副作用が起こる可能性もあるので、アスリートなどがドーピング目的でステロイドを長期的に使用することは、危険が伴うということを知っておく必要があります。特にスポーツ選手がドーピングすると解任される場合があるので、注意が必要です。